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プレハブ

Prefabricatedの略であらかじめ、工場で生産された部材(屋根、壁、床)を現場に運び込んで完成させる事で、ハウスメーカーの多くは木造軸組工法やツーバイフォー工法を採用しつつ、それらをもとに効率とコストダウンや、均一な品質を提供する為に、この方式をとっている。

主に、木質系、鉄骨系、コンクリート系がある。
木質、鉄骨、コンクリートの工法の性能は別ページを参照して下さい。

●木質系パネル工法

プレハブ住宅で最も多いのが、工場で生産されたパネルを現場で組み立てる。
2×4工法と同じように6面体の箱形構造。
壁式のパネル工法で各パネルの作り方はメーカー毎の独自の工夫がされている。
耐震に優れている。 2×4工法のページを参照して下さい。

●ユニット工法

建物をいくつかの部屋に分け、内部設備や配線、配管、内装も含めて、8割近くを工場で施工し、現場でクレーンを使って組み立てていく。 木質系と、鉄骨系がある。
プレハブ工法の中で最も工期が短い。
増改築はしにくく、設計の自由度も少ない。
機密性、断熱性が高い。

●鉄骨系プレハブ工法

強度は高いが防錆対策、耐火対策が重要
鉄骨からの熱損失が高いので、外気の影響を受けやすい
軽量鉄骨は、木造の筋交いを鉄骨に置き換え、適切な場所に配置するので、大きな空間の間取りには向いていない。
重量鉄骨の場合は、間取りの自由度は高く、大空間も対応できる。
ただし、鉄骨はクレーン車が入るスペースが必要

●コンクリート系プレハブ工法

2×4工法と同じ壁式構造で、工場で生産されたコンクリート板を現場で組み合わせる。
コンクリートの性質(暖まりにくく、冷めにくい)から居住空間には向きにくく、快適性を得る工夫をすると、コストがかかってしま。しかしながら、鉄骨造のページを参照すると判る通り、耐久、防音、遮音、耐火、耐震性に優れています。

設計の自由度が少なく、デザインが画一的になりがち。
間取り変更を伴うリフォームがしにくい場合もある。

別ページの各工法での特色も参考にしてください。